【ピアノのハイフィンガー奏法とは!?】
突然ですが、 ハイフィンガー奏法をご存知でしょうか?
ーーーーーーーーーーーーー
ハイフィンガー奏法とは?
ーーーーーーーーーーーーー
指を別々に高々と上げて鍵盤に叩きつける奏法のことで、
昔のピアノの先生はよく教えていました。
ーーーーーーーーーーーーー
ハイフィンガー奏法が良くない理由
ーーーーーーーーーーーーー
腕を自分で鍵盤前で静止させたまま、
指を必死に上げ下げする。
↑ これだけの労力が常に必要。
必死で鍵盤に叩きつけた指は
鍵盤とぶつかる時に雑音を生む。
↑ ここで打鍵のエネルギーが奪われてしまう。
指の質量×指の打鍵の速さなので
あまり大きく豊かな音が出せません。
弱い音ではハンマーが弦を打つ前に失速して
音がかすれたりコントロールがつけにくいです。
よっぽど体格的に恵まれた人でない限り
この奏法で何十年頑張っても手を壊すだけです!
また、指を高々と上げなくても指の動きだけで
鍵盤をコントロールするのは非常に難しいです。
いつもと違うピアノを弾くときなど
鍵盤の重さがちょっと違うだけで大きく影響を受けて
思い通りの音が出せなくなりますので注意してください!
反対に、「重力奏法」と言って、
手の重さを使って 指を滑らかに動かす訓練を
早い段階からしておくと
このような奏法に近い形になることを防ぐことができます。
今日は、「ハイフィンガー奏法」という
一見変わった奏法について話しました。
(ただ、見てる方からすると、
ロボット的な指の動きが面白いです!)
気に入ったら、ぜひシェアを!
0コメント